仕事を転々としたわけ
僕は、20代をほとんどフリーターとして過ごした。
当時は、フリーターでも平気で生きていける時代だったのもある。
仕事が長続きせず、転々とした。
一番長く続いた仕事でも、2年いかないくらい。
どんな仕事をしてきたのかは、別の機会にゆずるとして、今日は僕がなんで仕事を転々としたのかを、考えてみた。
主な理由は4つ
- 合わない・なんか違った
- 人間関係
- 飽きる
- 恥ずかしくなる
だいたいは、どれかひとつの理由じゃ無くて、複合的だけど。
合わない・なんか違った
3日で辞めたとか、1週間で辞めたとか、超短期で辞める理由は大体これ。
この理由で辞めた仕事は、1日から数ヶ月がいいところ。
ある程度続けないとわからんだろ、というご意見も多いだろうけど、わからんくていいのです。
始めた瞬間、しばらく経ったとき、いつであっても、辞めようと思ったときには、もう興味がないのだから。
大体初めてやる仕事というのは、未知の世界。
思ってたのと違う、なんていうのは当たり前。
それでも、違いすぎる、とか。
嫌すぎる、とか。
でも、まったく未知じゃないのに、理由もわからずこうなるときもある。
ガソリンスタンドのアルバイトがそうだった。
とある個人商店のガソスタでバイトをして、数ヶ月で辞めた。
すぐに大きなガソスタのオープンメンバーとしてバイトをはじめた。
仕事内容はわかっているし、なんならメンバーの一人は、元同じガソスタのバイト。
なんでか理由はわからないけど、とっても嫌になって、2日で辞めた。
まだ営業開始すらしていなかった。
同じく、工場内ライン作業の期間工。
1年頑張って契約期間終了で辞めて、もう一度次は違う現場のライン工として働き始めた。
やっぱりなぜか理由はわからないけど、3日で辞めた。
そのときはたしか派遣で、派遣の担当者に「見込み違いだったかー」と言われ、一丁前にちょっと傷ついた。
お気持ちはわかりますし、申し訳ないし、おっしゃるとおりなんだけども。
人間関係
これは、多くのひとが同意するはず。
最初は仲良くなっても、険悪になる。これがたまにあった。
それ以前に、やっぱり合わない人は、すぐにわかる。
「うわー、この店長無理ー」って職場だと、1週間から1ヶ月くらいで辞める。
まれに、そこそこ長く続いた職場でも、異動や新人で来た人がダメで、辞めるときもある。
飲食のバイトはこの傾向が強い。
飲食はとても小さな世界で少ない人数で働くから、人間関係が濃くなる。
居酒屋チェーンで働いていたときも、店長の異動がありその人と合わなくて辞めたことがある。
他の個人居酒屋バイトもおしゃれなカフェバイトも、店長や料理長が嫌すぎてすぐに辞めた。
いや、おしゃれカフェはキラキラ大学生バイトばかりで、30過ぎのおじさんはまったく合わなかったのが大きいか。
当たり前だけど。
当時の自分、よくそんなとこでバイトしようと思ったな。
飽きる
若いときの僕は、意外と要領がよく、なんでもある程度の水準でこなせた。
仕事もすぐに覚えた。
そうすると、数ヶ月から1年もすると、覚えることがなくなる。
春夏秋冬、ひと巡りすると、だいたいの表面的なことは経験できる。
そうなると、飽きる。
「ある程度」が重要なのだ。
エキスパートになるなら、その仕事一本でやっていくなら、あと5年10年と経験を積む必要がある。
でもある程度なら、1年くらいで十分。
別に、もっと成長したい!とか、意識が高いわけではなく、つまらなくなる。
次の仕事を探し始める。
これは今思うと、若さ特有の能力だったのかも。
30過ぎてから、ちょっとだけ居酒屋バイトをしたとき、まったく仕事を覚えられない自分がいて、挫折を覚えた。
もし、若いときから30年分くらい歳を重ねた今、新たにまったく未知の仕事をしたら、なかなか覚えられなくて、上手くできなくて、迷惑をかけまくることだろう。
そのことを、とっても自覚している。
若いってすごい。
そして歳とった今。
やること覚えたら飽きるですって?
ルーティンワーク最高。
何も考えないでぼーっとしていたら仕事が終わって、お金がもらえる。
なんて素敵なんだろう。
恥ずかしくなる
この理由は、わからないひとも多いかもしれない。
前書いたエッセイ「コミュ障は仮面を被り仕事する」の、
「もし「なんで逃げたの?」なんて言われたら、明日には辞めなければならない。」
これだ。
これ、自意識過剰とは少し違う。
「他人にどう思われたか?」なんて、正直どうでもいいのだ。
自分で自分が恥ずかしくなる。
頭の中で、何度も何度もその場面がリフレインして、全然関係ないときにも、いきなりフラッシュバックして、追い詰めてくるのだ。
いや、もしかしたら、深層心理では、「他人の目」を気にしている結果、そのような状況になるのかもしれないけど、だったらやっぱり自意識過剰?
まあ、どっちでも変わりはしない。
自分がしたことを自分が恥ずかしくて、それから逃げるためには辞めるしかない、というのは変わらないのだ。
これはコミュ障・人見知りというよりは、ASDやADHDの特性なのだろうか。あるいはアダルトチルドレン?
まあ、なんらかの特性の結果なのだろう。
仕事をしていれば、恥ずかしいことなんて誰でもあるはず。
でも、それで辞めるまでいくのは、やはり異常なのだろ。
とある職場で、パソコンの仕事をしていた。
音楽を聴きながら。
そしたら、顔も名前も覚えていない隣の人に「音漏れてますよ」と言われた。
イヤホンジャックが、あと数ミリ、刺さっていなかった。
僕がイヤホンで聴いていると思っていた曲は、パソコンから流れていた!
なんならノリノリでちょっと口ずさんですらいた。
宇多田ヒカルの曲だっただろうか。
恥ずかしすぎる。
たったそれだけの出来事が、辞めて10年以上たった今でも、思い出し恥ずかしいをしている。
同じようなことが、たくさんある。
ミーティングでしてしまった、ここには書けないような失言。
取引先の心を、グサグサ刺すメール。
「御社の技術力が低いということですね」という空気が凍る発言。
自信満々でクライアントに話したことが、完全に間違いだったこと。
操作ミスでサーバー内のファイルを吹っ飛ばしたこと。
職務範囲外のことを指摘してスルーされたこと。
余計な手出しをして怪我をしてご迷惑をかけたこと。
なんかイキってマウント取ってくるエンジニア部長をみたときの共感性羞恥。
「俺、ショートスリーパーなんで。今日は2時間しか寝て無いっすね。」ってドヤ顔でいいながら、毎日うつらうつら船漕いでるエンジニアをみたときの共感性羞恥。
小さいことも大きいことも、思い出しただけで恥ずかしすぎる。
「思い出し恥ずかしい」の宝箱が、どんどんいっぱいになる。
なんでみんな、平気で仕事を続けられるんだろう。
平気じゃ無いけど、頑張ってるんだろうか。
えらい。
僕には、どうしてもそれが、できなかった。
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