睡眠教の敬虔な信者
寝る子は育つというけれど、僕もよく寝る子だった。
本当にすくすくと育ち、無駄に身体が大きくなった。
今でも睡眠は大好きで、妻からは睡眠教の敬虔な信者と呼ばれている。
睡眠は良い、とても良い。
ショートスリーパーじゃなくてよかった。
意識高い人たちの中には、人生の3分の1も無駄にしてもったいない、睡眠なんて短い方がいい、っていう人もいるだろうけど、逆。
睡眠をゼロになんて出来ないのだから、その人たちはいくら頑張って寝ないでいても、人生の何分の一かを無駄にしている、と本人たちは感じている。
一方僕は睡眠が大好きなので、人生の3分の1を大好きな睡眠に当てていて、無駄な時間はまったくないのだ。
睡眠のなにが良いのか。
まず、意識がなくなる。
夢遊病だったら怖いけど。
僕はいつも頭の中で何かを考えている。
今後のタスク、とりとめもないこと、考えてもしょうもないこと、クヨクヨしちゃうこと、今日あった出来事や、何年も前の出来事のひとり反省会。
いろいろ考えている。
「何もしないをする」ことがとっても下手くそだ。
本当はとってもしたいのだけど、下手なのだ。
だから、寝る。
何も考えなくていい。
すっきりする。
朝起きると調子がよくなる。
近年は年齢からか、朝起きたときから調子悪い、すっきりしないってことも増えてきたけど…。
疲れが取れる。
こちらも年齢からか、一晩寝ただけでは疲れが取れないことも多くなってきたけど…。
それでも、寝ないよりは寝たほうがずっといい。
僕はとっても早起きだ。
これは子どものころから変わらない。
早すぎてもう真夜中に起きちゃう。
これはだめだ。修正しないと。
こんな僕でも、目標時間に起きることができずに悩んだこともある。
勉強漬けの毎日を送っていたとき、夏場と同じ時間に起きようとしても、冬場はまだ真っ暗。
そのときは太陽と同じリズムで生活していたのだろう。
起きたい時間に起きられず、振動する目覚ましを買ったこともあった。
でも基本的には、目覚ましがなくても起きようと思った時間に起きられる。
寝るのも、とっても早い。
今では小学生よりも早くて、ちょっと妻に申し訳ない。
自分が小学生のときも、寝るのは早かった。
今でも覚えている最初の夜更かしは、『南極物語』のテレビ放送だった。
この時だけは、映画が終わるまで起きていた。23時という深夜まで。
内容よりも夜更かしにドキドキしたのを覚えている。
って、テレビの映画って23時までやるのか。
すごい深夜まで放送してたのね、って今びっくりしてるほど、今は寝るのが早い。
僕お酒も飲まないし、夜遊び歩くこともないから、観光や旅行に行っても夜寝るのが早い。
お寺さんとかの観光施設はだいたい夕方で閉まる。
すると、夜ご飯を食べるほかは、やることがない。
だからすぐ寝る。
すると、朝早く起きる。
旅の早朝はなかなか良い。
早朝外に出ると、貸し切り状態。
自然豊かなところだと、朝靄にけぶるさわやかな朝を満喫し、街中だと、誰もいない街を楽しむ。
京都や奈良なら早朝から開いているお寺さんもあるから、早くから活動もOK。
ただ繁華街がだめなのは京都も例外じゃない。
夜職の方々やそのお客さんたちが騒いでいて、風情がまったくない。
あとカンボジアやベトナムも、早朝なのに貸し切りじゃなかった。
カンボジアではまだ暗い時間にお散歩に行ったのに、人がいっぱい。
みなさんもう活動されていた。
何やってたのか知らないけど、なんかプラプラしてた。
ベトナムは、みなさん健康的にジョギングしたり、太極拳みたいなのしてる集団とかいた。
とにかく僕は、睡眠が大好きで、早起きも好きなのだ。
睡眠といえば重要な要素のひとつが、夢。
僕はここのところまったく夢をみない。
夢見たなーと思ってても起きるとすぐにすーっと消えていく。
夢を見ないということはないらしく、夢を見ているんだけど覚えていない、が正しいらしい。
起きる直前に見た夢しか覚えていないとか。
夢をみない僕でも、20代の頃の心が不安定なときは、いっぱい夢を見た。
そして、枕元にノートを置いて、夢を書き留めていた。
これは、臨床心理学者の故河合隼雄さんの本を読んで始めたのだ。
河合隼雄さんは、ユング心理学の日本における第一人者で、箱庭療法を日本に紹介した人物。
彼の書籍を読んで、僕も箱庭療法に通ったことがあった。
ユング心理学の勉強や、箱庭療法が、僕の鬱状態の治療に役立ったのかどうかはわからない。
それよりも今は夢だ。
河合隼雄さんは夢研究もしていて、鎌倉時代の僧侶「明恵上人」の本も書いている。
明恵上人は、約40年間にわたり自分が見た夢を書き記した『夢の記』をのこしていた。
朝起きたときにすぐに「夢ノート」に記録していくと,夢が記憶からすーっと消えていってしまうのを少しずつ改善して覚えていられるようになるらしい。
また夢に向き合ってみようかな。いや、意識をなくしたくて寝ているのに、脳が動きまくってる夢を見る必要なんてないのかな。
最近、健康維持の意味も込めてAppleWatchなるデバイスを手に入れた。
睡眠の質を点数で評価される機能があって、まあ半分はお遊び。
でも何時に寝て途中何回覚醒して、みたいなデータは参考になる。
加齢のせいなのか、寝入りはいいのに早く起きてしまうことが多い。
ぐっすり好きなだけ寝るにはどうすればいいのだろう。
まずは妻に勧められているオーダー枕でも考えようか。
睡眠教の信徒としては、睡眠の質をお布施(お金)で追求するべきなのだろうか。
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